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残酷美女キックボクサー・未成年アクセス禁止
管理人は、キックボクシング・ボクシング・シュートボクシング・空手・ムエタイ・テコンドー・少林寺拳法・カンフー等の打撃系格闘技を極めた美女から、残酷にそしてエッチにやっつけられたいM格闘家。
朝井リョウ そんなの痛いに決まってる
 朝井リョウ『どうしても生きてる』の新聞広告を見ましたら、尊敬する上司のSM動画が流出して・・・・という短編があるというので、ちょっと読んでみました。
『そんなの痛いに決まってる』というタイトルにも期待しました。
 主人公の前の職場の上司・吉川は、仕事も出来て気の優しい人格者だったんですが、その吉川が、女王様に調教されている動画が拡散されてしまいます。
残念ながら格闘プレイではなく、全裸で鞭打たれ、道具で窒息させられ、バイブでアナルを犯される、という内容。
吉川は、育ち盛りの子供達や介護が必要な親を抱えている状況なのに、会社を辞めざるを得なくなってしまいます。
 一方主人公は、綺麗で高収入な妻に劣等感を抱いており、出会い系で知り合った貧乏で年増のデブスと逢瀬を重ねます。
その不潔な感じのセフレに、シャワーを数日浴びないでもらって臭い満載の状態で会い、その体中を貪るように舐め回すのでした。
 性倒錯に至る男の心理描写が丁寧に描かれていて、考えさせられる小説だと思います。
 僕としては、SM行為を皆に見られてしまった後の吉川が何を考えたかが気になります。
もし僕が、周囲の人間に僕の変態行為を見られてしまったら、恥ずかしさもありますが、急につまらなくなってその行為を今後止めてしまうと思うんです。
変態行為は極めて主観的なものであって、あくまで秘密だから面白く楽しいのです。
それが周知のものとなり客観的なものになったら、たんなる馬鹿な行為になってしまい、白けると同時に、人生の大切な物を一つ失ったような気分になるでしょう。
 それだけに、週刊誌なんかが有名人の変態行為を暴露する記事に怒りを覚えます。