十五年位前に書いて、『ミス○レス』誌に投稿し、落選した小説です。
稚拙ですが、あえてそのまま転記します。
知佳は悔しくてたまらなかった。また上司の村上に皆の前で叱り飛ばされたのだった。村上は半年前の社員旅行で知佳に迫ったが、知佳は激しく拒んだ。それ以来村上は知佳の小さなミスにも言い掛かりをつけるようになった。知佳の若さと美貌に嫉妬した先輩OL達も一緒になって彼女をイビッた。
「えいっ!!」
知佳が道端の小石を蹴り飛ばすと運悪く前を歩いていたジャージを着た集団の方へ飛んでいった。
「いてっ!!」と叫ぶと同時に、真ん中を歩いていた小太りの中年男がふりかえった。
「テメエ会長になにすんだ!コノヤロウ!!」
知佳はあっというまに筋骨隆々の男達にとりかこまれた。
「オッ!このコは内田有紀にソックリだぜ」
「ここらへんは物騒だから、こんな夜道を一人歩きさせるわけにゃいかねえな・・・ネェ会長?」
「そうだな、オレ達が送りとどけて差し上げよう」
「や・・・やめて下さい!」
「まあまあ、いいじゃないのカワイ子ちゃん!」
男の一人が知佳をヒョイとかつぎ上げた。
身長が170センチあるとはいえ、華奢な知佳がいくらもがいてもムダだった。知佳は腹に一撃加えられて気を失った。
稚拙ですが、あえてそのまま転記します。
知佳は悔しくてたまらなかった。また上司の村上に皆の前で叱り飛ばされたのだった。村上は半年前の社員旅行で知佳に迫ったが、知佳は激しく拒んだ。それ以来村上は知佳の小さなミスにも言い掛かりをつけるようになった。知佳の若さと美貌に嫉妬した先輩OL達も一緒になって彼女をイビッた。
「えいっ!!」
知佳が道端の小石を蹴り飛ばすと運悪く前を歩いていたジャージを着た集団の方へ飛んでいった。
「いてっ!!」と叫ぶと同時に、真ん中を歩いていた小太りの中年男がふりかえった。
「テメエ会長になにすんだ!コノヤロウ!!」
知佳はあっというまに筋骨隆々の男達にとりかこまれた。
「オッ!このコは内田有紀にソックリだぜ」
「ここらへんは物騒だから、こんな夜道を一人歩きさせるわけにゃいかねえな・・・ネェ会長?」
「そうだな、オレ達が送りとどけて差し上げよう」
「や・・・やめて下さい!」
「まあまあ、いいじゃないのカワイ子ちゃん!」
男の一人が知佳をヒョイとかつぎ上げた。
身長が170センチあるとはいえ、華奢な知佳がいくらもがいてもムダだった。知佳は腹に一撃加えられて気を失った。
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