「キックとパンチ、どっちが欲しい?」
「ふ、ふざけやがって小娘が!!俺は柔道黒帯だぞ!ぶっ殺してやる!!」
欲田は混乱した思考を振り払うように、全力で少女に飛び掛って行った。
シュッ!!
バギッ!! 「ゲッ!!」
少女の脚が空気を切り裂くように天に向かって突き上げられる。
ハイキックだ。
欲田の顎と喉は少女の美しい素足に抉られ、脳は強い衝撃を受けて機能を停止させた。
柔道で鍛えた大の男の体は、少女のキックによって軽々と宙に飛ばされ錐揉み回転しながら床に叩きつけられた。
ドサッ!! 欲田のバスローブが脱げ、熊のような筋肉質で毛深い体が露出した。